フォト

mail

« 『にんじん』の効用 ② | トップページ | 案外、うまい! »

2012年6月 2日 (土)

僕は、『隣る人』になれているか

今日は、久しぶりに映画を見てきました。

『隣る人』


Imgp1353_2


ドキュメンタリーで、
僕が働いているところと同じ、児童養護施設の生活を描いています。

僕には、仕事の日常ですが、
施設を知らない人が見たら、
「こんな世界もあるんだな。」って、きっと驚くんでしょうね。

そんな特殊な世界です。


この映画の中に出てくる職員、まりこさん。

独身だろうな、いい歳みたいだけど。

一生懸命になればなるほど、仕事は辞められません。
子どもたちに対する思いが強ければ強いほどです。
退職は、子どもたちを捨てることになりますから。

親としての子育てではないので、
子どもたちみんなを育て上げることは不可能です。

特に女性は、自分の結婚、子育てと、完全に仕事が重なります。
両立するのは、これまた不可能です。

結婚が幸せのすべてではないと思うけど、
一生懸命さが、自分の結婚・子育てを阻害するとなると、
それは、どうなんだろう?とも思います。

そんなわけで、独身で仕事を続けている、
そんな女性職員が、少なからずいることも事実です。


話がそれましたが、その職員、まりこさんです。

子どもに寄り添って仕事をしています。
って、もう仕事の範疇を超えているのかもしれません。
っていうか、超えてます。

時に、子どもたちを叱り、
時に、子どもたちを抱きしめ、
時に、涙する。


『子どもたちの隣りにいる』

ただ、そのことだけが重要です。

言葉は要りません。

言葉で子どもが理解するのは薄っぺらいことだからです。
子どもがどう感じるか、それだけなんです。

「この職員は、私の隣りにいてくれるの?」

子どもたちは絶えず試します。
それは、職員に対する暴言、暴力になったりもします。

「それでも、私と一緒にいてくれるの?」

親に裏切られてきた子どもたちは、愛情を取り戻そうと必死です。

ただ、その必死さは不器用だから、
職員を困らせることが多いのです。

だから、職員には、それを受け止めていく強さが必要です。
「子どもが好き!」なだけではできない仕事です。


改めて、
自分の家で生活できない子どもたちの気持ちを思い、
いつも、施設の子どもたちの『隣る人』でありたい、そう感じた映画でした。

  そんなこんなで、
    施設の仕事も27年の・はげおやじ・より


  **********


関係ないですが、
この映画は『ポレポレ東中野』という映画館で上映されました。
東中野というのは、東京新宿から二つ目の駅なんだけど。

久しぶりに行きました、東中野の駅。


Imgp1347_2Imgp1348_2


僕が30年ほど前、大学を卒業して、
社会福祉の専門学校に通っていた時に住んでいたところです。

で、行ってみました、そのアパート。

ありました。


駅から歩いて、
「あなたは、もうーわすれたかしら?」の神田川を渡って・・・


Imgp1350_4Imgp1346_2


僕が住んでいた頃も相当古かったんですけど、
今はまあ、ごらんの通り。
自転車が置いてある一階の部屋です。

6畳一間、流しだけついていて、共同トイレ、風呂は銭湯。
確か、月2万の家賃だったなあ。

いやあ、懐かしき青春時代!!


« 『にんじん』の効用 ② | トップページ | 案外、うまい! »

僕の休日」カテゴリの記事

コメント

飲みに行った帰りに、何回か泊めてもらった記憶があります。
まだ残っていたんですね。
なつかしいなぁ。
あのころは、段ボールの会社のバイトしていたんですよね。
授業には作業服で来てました。

嬉羅璃さんのブログから、ふらりと寄り道しました。
なんとなく・・また見にこようかな、と思います。
以上です。(⌒o⌒)

  知り合いの・take5・様

ほんと、懐かしいですよね。
アパートの周りは随分変わっていましたが、
そこだけ古ぼけてそこにある、みたいな。
まだ、住んでいる人もいるみたいだったし。

作業服で学校行ってました。
段ボール屋さんは作業服でやってませんでした。
あれは、僕的ファッションでした。

  ああ、懐かしや、の・はげおやじ・より

  なー様

いらっしゃいませ。

最近は、あんまり人のブログに行ってコメントしたりしなくなったので、
いらっしゃる人もめっきり少なくなっちゃって、って感じですが、
まあ、僕は僕で、相変わらずてきとーに記事を書いてます。

コメントを残してくれなくても、
読んでてくれる人はいるんじゃないかなあと思って。

まあ、こんなブログですが、
気が向いたら、またふらりと立ち寄って下さい。

  またのお越しをお待ちしている・はげおやじ・より

隣の人 でなく 隣る人 なんですね。

傍に寄り添うけど、
近すぎず 遠すぎない関係。

むずかしいですね。

で、、なにゆえ奥さんが出て行って
しまったか、すこーし 理解できました。・・・笑


♪若かったあの頃・
 何もこわくなかった・・

思わず出てきちゃいました。笑


なーさん! わたしのところも、見ていただき
ありがとうね。

はげさん、コメントをしなくても、
たくさんの人が、ここを読んでいると
思いますよ。

  きらりん様

聖書の中でイエスの弟子がイエスに、
「隣人とは誰ですか?」と質問する場面で、
イエスは、隣人の説明を例を挙げてした時に、
「あなたも、行って隣人になりなさい。」と言います。

待っているのではなく、
自分も積極的に『隣る人』になろう!
そんなことなんだろうと思います。

ほんと難しいです。


〉で、、なにゆえ奥さんが出て行ってしまったか、
〉 すこーし 理解できました。・・・笑

どう理解したのか、ちと気になりますが。


  いずれにしても、
      妻が去った・はげおやじ・より


★ あれから、もう20年か。

はげおやじさん、

こんにちは!先日別の場所にて
ご光栄にもお返事をいただいた
こぐまです。覚えていらっしゃいますでしょうか。

コメントはいつもゆっくりできるときに
書きたいと思っていてなかなかできないのですが、
はげおやじさんのブログ読んでいますよっ!

聖書でイェスの話した隣人とは少々違うのかもしれませんが、
私はフランスの小説家、アルベール・カミュの詩を思い出しました。
たしかこんな詩でした・・・・

********

私の前を歩かないで下さい。
ついていけないかもしれない。

私の後ろを歩かないで下さい。
あなたを導けないかもしれない。

私の横にいて下さい。
私の友達でいてさえくれればいいのです。

*********

また遊びにきます!!

こぐまhappy01

  こぐま様

ようこそ、いらっしゃい!

覚えているも何も、つい何日か前の話だし。

来ていだだけて、こちらこそ光栄です。

今回の記事には、初めてコメントくれた人がふたり。
ほんとありがたい限りです。

記事を書くのにも、気合が入ります。

『一緒にいる』って、大事です。
上でもなく下でもなく、同等の、っていうんですかねえ。
言えば、空気のようにいても分からないような感じで、いる、
そんなのがいいのかもしれませんね。

負担にもならずに、そこにいる、ってわけです。

  なんとなくいる力強い同伴者になりたい・はげおやじ・より

   
★ 是非、またいらして下さいね。

おはよ!
コメントレスの前にこちらに来てみました。
コメントありがとうね。
↑のこぐまさんの”アルベール・カミュの詩”にも何か感応しちゃった。

もちろん、はげ君の本文も興味深く読みました。
私は若い時、頑張りすぎちゃったのかな??
今の様な”のほほん”を忘れてた。
結婚の話たちもも流れていったしね。
でもはげ君、20年、一人なの??
凄い、頑張ってるじゃん!
私もやや一人でいくと思う。
これから私たち二人に変化はあるのか。
大人の私たちも『隣る人』がいればいいね!!

                      betty@@

  betty様

若い時は若い時。
今は今、でいいでしょう?
僕はいいですけどね。

一人になってから、女性と付き合ったこともあるけど、
なんていうか、面倒くさくなっちゃうんだよね。
このまま付き合ってると結婚しなくっちゃ、ってなるしなあ、とか。

時々話に付き合ってくれる都合のいい女性というのは、
なかなかいないし。

言葉と気持ちはまた違うしね。
そんなことが、ほんと面倒くさいんだよね。
だから、ずっとひとりっていうわけ。

ただ、僕の仕事はこんな仕事でしょ。
僕の近くには子どもたちがいるんです。
気持ちを求めている、ね。

だから、実生活ではひとりでも、
たいして寂しくもなかったんじゃないかと思っています。

ありがとね、子どもたち、って感じ。

持ちつ持たれつ、もいいでしょ。


変化ねえ。

  あんまり希望も期待もしない・はげおやじ・より

★ bettyさんは、一人での生活は厳しいから、
  シバタじゃないけど、
  支えてくれる人、必要なんじゃないかな。
  物事は、現実的にも考えないとだからね。

再びこんにちは^^
再コメント読みました。
なんか優しいね、はげ君のコメント。

約一名…面倒みてくれる人あり。
シバタ君も知っている。

でもはげ君じゃないけど、、わり切っていくかも。
”愛”もたくさんもらってます。

今日、会った病院の方は私を”同士”と言っていました。
大事にしたい方です。
はげ君、この歳はこの歳で良いもんだよね~~!

はげ君は子どもたちの”父”にもなるんだね。
父のイメージがあるだけで大分いいよ。
今、家の父は子どもを気遣う優しい人になってます。
8日の札幌の病院は私を乗せて行ってくれる事になってます。
お小遣い、貰っちゃおう!!
<そこかい!?・笑>

                       betty@@

はげおやじさん、

コメントへのお返事どうもありがとうございますhappy01
私ははげおやじさんの働くような児童養護施設を訪れたこともなく、
今の私の口からは薄っぺらな言葉しかでてこないでしょうthink
・・・・お休みになったら映画みにいこうかなっ!

そうそう、『隣る人』が昨日の朝日と読売に掲載されていましたよ!


bettyさん、

こんにちは!コメントどうもありがとうございます!カミュの詩、いいですよね。
切ないのですが、私はこの詩が大好きです・・・

こぐま

bettyです。
ここ、交流の場になっていますね。
こぐまさん、丁寧にありがとう。

はげおやじ君は独特のキャラクターだよね。
なんか、好感持てますよ~~!

  betty様

男性と一対一で会ったりするのは、
気持ちという面で、難しいよね。
その時はそう思ってなくても、
好きになったりするかもだし。

その点、お父さんは大丈夫だから、
お父さんには大いに甘えましょう!
昔の貸しを返してもらわないといけないし?

お小遣いをたんまりもらいましょう。

あ、
〉はげおやじ君は独特のキャラクターだよね。

っていうのは、褒めてくれてるんですよね?


  こぐま様

児童養護施設をよく知ってる人なんかほんのわずかです。
前に、タイガーマスク現象とか言って、
ちょっとは分かってもらえたかもしれないけど。

僕のブログをさかのぼって読んでもらえると、
それなりに施設のこと、理解してもらえると思います。
まあ、関係ない記事もいっぱいあるけどね。

新聞の記事、僕も見ました。
「へえ、こんなに大きく取り上げられてるわ。」って思いながら。

  そんなこんなの僕ですが、
    今後とも仲良くしてね!の・はげおやじ・より

おはよ!

>はげおやじ君は独特のキャラクターだよね。

って褒めてんの!!(笑)

                         betty@@

  betty様

僕はてっきり、『変な奴!』ってことかと思ってました。

  まあ、妙な人間の・はげおやじ・より

寄り添うには忍耐力がいるでしょうに…
何のために?
と思ったこともあったけど

でも、
寄り添ってくれたあの時が、今の支え

親になって、子供を支えるってことは…
教えてくれたような気がする
って言ってましたよ(*^^*)

ありがとう

と代弁いたします(^^ゞ

いやいや、私もありがとう(*^^)v

  知り合いの・ぴかテリの妻・様

たぶん、・ぴかテリの妻・さんは、
あの人だろうと思いますが。


まあ、良くも悪くも何の因果か知り合ってしまって、
人生を左右するなんてことが全部なんだろうなあ。
人の人生というのは。
偶然か必然かは、よく分かりませんが。

だから、お互い「ありがとう!」って、
感謝できたらいいですよね。

  僕も支えてもらってる・はげおやじ・より

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

« 『にんじん』の効用 ② | トップページ | 案外、うまい! »

2015年7月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31