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2012年9月 9日 (日)

北風と太陽

施設の子どもたちは、時に失敗をする。


「おい、こら、ふざけんじゃねーーぞ!」

「なんでそんなことするんだ!ちょっとこっちこい!」

「やったことは分かってるんだ。
 本当のことを言えよ、そんな嘘すぐ分かるんだぞ!」

「ダメなものはダメなんだよ!分かんねーのか!」

「反省しろよ、反省!そんなんじゃ、反省したことにならね-だろ!」


思わず、強い言葉を浴びせることもある。

が、歳を取ってきたせいか、
最近はそんな言い方はあんまりしなくなってきた。
あんまり声を荒げなくなった、ってことだけど。


「怒らないから、本当のことを話してくれる?
 嘘は聞きたくないんだよ。
 約束するから、絶対怒らない。」

「おまえの気持ちも少しは分かるよ。
 でもね、やっていいことといけないことがあるでしょ、分かるね。」

「よく考えて。
 今はいいんだよ、施設にいる間は僕らが全部面倒を見る。
 だから、どんな悪いことをしても、僕らが責任を持つ。
 でも、施設を出たらそうはいかない。
 悪いことをすれば警察に捕まるよ。
 だから、ここにいるうちに、そうならないように練習することが必要なんだよ。
 分かるでしょ?」

「人は自分のやりたいようにやる。
 だから、きみも好きなようにやればいいと思う。
 そして、失敗に気付くしかない。
 でも、今、話だけはさせてもらうよ。
 それは間違いだし、そうしてほしくない、って。
 今、きみが分からなくても話していく。
 その話は今分からなくてもいいよ、でも、ちょっと覚えてて。
 きっと後になって気付くときが来るから。
 その時に、はげがそう言ってたな、って思い出してほしい。
 それでいいよ。」

「人は失敗する、僕だって。
 だから、それはいい、しょうがないもの。
 でも、それが失敗だって気付いたときには、
 ごめんなさい、って謝れる人間になってほしいんだよ。」

「僕は、あなたを信じたい、信じてもいいよね、信じさせて。
 嘘を言っても、それを信じるよ。
 でも、後でそれがほんとじゃないって分かったら、
 僕はとっても悲しいし、あなたもことをもう信じられなくなるよ、きっと。」


僕は、時に北風になり、太陽にもなる。
一瞬のうちに変身したりもする。
最近は太陽のことが多いんだけど、太陽が必ずしもいいとは思ってない。
時には北風になるときも必要だと思う。

いろんな関わりの中で、子どもたちとの関係ができていく。

話し方のテクニックというのも勿論ある。
でも、あんまりあからさまな技術は好きじゃない。

人と人として、向き合いたい。
プロとしては若干失格かもしれないけどね。
 
まあ、それが僕のやり方だし、不器用だからそういうふうにしかできない。


Sun_wind1


強い北風が吹く日には、誰だってコートを着る。

暖かくなれば、もちろん、コートは脱ぐ。

冬が来て、春が来て、夏が来て、秋が来て、
また、冬が来て、春が来て、夏が来て、秋が来る。

だから、北風が吹くときもあれば、太陽が暖かいときもある。

それで、いいんじゃないかな。

いつも太陽でなくてもいいということだけど。


  寒い時もあるから暖かさがなお嬉しい・はげおやじ・より


★ 昨日も、子どもが事件を起こした。

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施設の子どもたち」カテゴリの記事

コメント

私が以前 関わってた子も、
脱走、
無断外泊
万引き

…の上、

中学になって即タバコ。


最期は お金を盗まれたりもしましたが、


そういう悪さ、

やる理由って 彼らなりに あって。


Σ勿論、
やって悪い事を肯定するわけではないですよ!(断じて)


悪さする子の大方は
『やっていい事・悪い事』
…解ってて やるんですよね。
(ホントに解らない子も稀にいますが)


そんな子に 北風スタイルで接しても、心ん中で

「うるせーんだよバ――カ!」

と、思われるのは明らかで。

…かといって

太陽スタイルも
下手すりゃ、
甘やかし・容認 みたいになっちゃうし、


その辺のさじ加減と
太陽/北風 のバランスの取り具合は、


教育者個人の

人柄
哲学
そして経験…になるので、


ん〜〜…なんて やりがいある仕事なんだろう!


………と、

また生意気言っちゃいました。

すみません!

☆m(__)m

只今 職場にて修行中です!

  マユ様

修行お疲れ様です。

まあ、子どももいろいろですから。
個人差あるしね。
僕とて、何がいいか分からん。

プロは、そこを見極めて、その子に合った話し方をする、​ってことでしょうが。
そんなの、言うのは簡単だけど、なかなかできることじゃ​ないんだって。

やりがいはあるでしょうが、
難しい子どもと対応し、
時に喧嘩し罵声を浴びたり、
暴力を受けたりすると、
辞めたいと思う職員の気持ちをも分かるんだよね。

施設職員の継続年数が短い所以だね。
結婚、出産退職も結構あるけど。

職員のフォローも少ししながら、
僕自身も頑張ろうーっと。

マユさんもくじけないで頑張ってほしい。

でも実際働くと大変だよ-。

  って、脅してどうする・はげおやじ・より

 「おい、こら、ふざけんじゃねーーえぞ!」
から始まる北風、かなり言葉がきつく感じます。。
このような、グレタ大人のよぅな先生の言葉、
ハッキリ言って悲しいです。
今は優しい言い方されてるようですけど。

 誰にもたぶん、いけないことしたら、
その自覚があるはずで、どれだけ優しい声
丁寧な敬語で注意、諭されても、
ご本人の心は針千本に刺されるくらい辛くないですか。
おい、こら、など人でない言われ方から始まる
怒鳴り声は、悲しい心をもっと悲しくさせませんか。?
名前で呼んであげてほしいですね。
はげ様先生の場合は、その心の優しさ思いが
とっても深いから、ヘタな言葉使っても、
子達には愛情が伝わっているのでしょうけどね。

言葉の乱れは心の乱れ、
とか言いません。?

 以上、ごめんなさいね。

言いたいこと他にもあるけど、
これだけにしておきます。


  おり様

もともとが上品な人間でないもので、
ついつい汚い言葉を使ってしまうこともあります。

ただ、そうでないと子どもに伝わらないと思うこともあります。

上手な手綱さばきは、ひっぱったりゆるめたりを、
うまく操るものです。

子どもたちは、経験しなくてもいいことを経験した分、
一筋縄ではいかない子どもたちも多いのです。

厳しい部分もあり甘い部分もありで、なんとか子どもとの関係を作りながら、
良い方向へ導くことができればいいと思っています。

おりさんが思うほど、子どもは甘くないですよ。

職員への暴言、暴力も、結構ありますから。
職員も辞めてしまいたくなります。

  厳しさも分かってほしい・はげおやじ・より


  

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